研究会紹介
新潟胃内視鏡同好会
原 義雄
1
1新潟県立がんセンター新潟病院内科
pp.1626
発行日 1968年11月25日
Published Date 1968/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110677
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昭和34年8月新潟市イタリヤ軒において,芦沢真六,内海胖の両先生を講師として,胃カメラ研究会が行なわれたのが,当地区におけるこの様な会合の最初であったが,新潟県の内視鏡学の開発に大きく貢献されたのは,小黒忠太郎先生(現在新潟逓信病院副院長)である.昭和30年9月頃,当時,新潟大学鳥飼内科助教授であられた先生を中心に,高須靖夫,太田喜昭,斎藤素一の諸先生,次いで,笹井,金原先生らによって,その黎明期が始まっていた.県下の殆んどすべての胃内視鏡学に志したものが,先生方のグループの指導を受けて,今日までに至ったのである.
昭和38年暮,村上忠重,白壁彦夫,信田重光の諸先生の講演会が,東映ホテルで催され,当地区における早期胃癌についての関心がよび醒された.昭和39年2月角田弘先生と私とが,第1回の国立がんセンターにおける研修会に出席して,大いに刺激,教育され,早期胃癌発見への意欲を燃しはじめた.
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