研究会紹介
熱海消化器病同好会
小黒 八七郎
1
1国立がんセンター
pp.1040-1041
発行日 1968年7月25日
Published Date 1968/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403110837
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第1回の同好会のスタートは昭和41年3月,国立熱海病院改築1周年の記念講演会で,演題は田坂定孝先生「胃カメラの進歩」,白壁彦夫先生「十二指腸潰瘍のX線診断」,崎田隆夫先生「早期胃癌の内視鏡診断」と,その道の権威,先駆者の御講演と,地元の関係で小生の「胃内視鏡診断の基礎的研究」でありました.静岡県はもとより,東海,神奈川,東京方面からも130名にも及ぶ参会の諸先生でホールは満員となり,主催者として嬉しい悲鳴をあげた次第でした.戦前からのバラックの旧病院は昭和39年11月,田坂先生を院長にお迎えし,40年2月に鉄筋高層ビルを竣工し,面目を一新したのであります.静岡市医師会と白壁先生を中心とした胃研究会,浜松市医師会の胃研究会などはすでに会を重ねており,静岡東部地区の諸先生方から地元に研究会をもちたいとの希望が多く,丁度機を一にして胃カメラの育ての親である田坂先生をお迎えし,また国立熱海病院が胃カメラ講習センターに指定された関係上,熱海消化器病同好会は内視鏡を中心として,特色を生かして行くことになりました.以後毎月1回開催され,特定のテーマについて,約1時間半の講演次いで討論会,症例検討会が活発に行われております.東京,静岡,伊豆,西湘地区の諸先生が常時40名前後出席されております.
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