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編集後記
丸山 雅一
pp.672
発行日 1983年6月25日
Published Date 1983/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109469
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かつてX線診断を“写像と対応”という発想で解釈しようとしてトポロジーの入門書を読んだことがある.X線所見を肉眼所見の写像とみなし,2つの所見上に1対1の対応を求めること―しかし考えてみるとこれはトポロジーなどを持ち出さなくてもわれわれは微細診断の過程で繰り返し行っている作業である.
更に,対応する点の集合を1つのパターンとしてとらえ,その特徴と疾患名を“対応”させる作業は炎症性の腸疾患や変形の診断では欠かせない手法である.
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