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書評「Color Atlas of Liver Pathology」
市田 文弘
1
1新潟大学
pp.1048
発行日 1983年10月25日
Published Date 1983/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403109298
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このアトラスはイギリスのEdinburgh大学のR.C. Curran教授が編纂し,Oxford University pressから出版しているOxford Color Atlases of Pathologyの中の第1編目のものである.このアトラスはイギリスのGlasgow Royal lnfirmaryの病理部主任R.S. Patrick教授によって,手術時,および剖検時に採取した肝臓を用いて,正常肝から典型的な肝臓病の肝病変について肉眼写真,光学顕微鏡写真を432葉のカラーアトラスとして収め,その写真説明も極めて簡潔で,要領よく纒められている,著者の言葉を借りると,このアトラスは教科書としてではなく,臨床病理学者の肝臓病に関する肉眼的,光顕的な知識を助けるために書かれている.
著者のPatrick教授はわが国ではあまり知られていないが,Curran教授の説明によると,Patrick教授のこのアトラスはイギリスの内外,特にアフリカにおける長年にわたる肝臓病に関する経験を基にしているようである.
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