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書評「Gastrointestinal Pathology and Its Clinical Implications」
田原 榮一
1
1広島大学第1病理
pp.786
発行日 1992年7月25日
Published Date 1992/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403113220
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今度,医学書院から“Lewin, et al: Gastrointestinal Pathology and Its Clinical Implications”という,1,488ページにも及ぶ膨大な本が出版された.
この本は,2巻からなり,極めて内容が豊富である.第1巻ではまず,生検や手術材料の取り扱い,固定法,染色などを含む技術について,次いで,血管障害,放射線障害,免疫不全などを含め消化管全体を通して共通な疾患などが総論的に,そして,食道,胃,十二指腸,虫垂の疾患について,それぞれ各論的に記述されている.第2巻では,小腸,大腸の疾患について書かれているが,2巻とも,マクロ・ミクロと,X線写真あるいは内視鏡写真とがよく対応されており,しかもほとんどカラーである.
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