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海外文献紹介「クローン病における肉眼的正常粘膜に存在する微小肉芽腫/食道静脈瘤の内視鏡的治療」
小林 世美
1
,
佐藤 道子
2,3
1愛知がんセンター第1内科
2関東逓信病院
3東京女子医大
pp.1516
発行日 1978年11月25日
Published Date 1978/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107550
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Microgranulomas in Grossly Normal Rectal Mucosa in Crohn's Disease: H. Rotterdam, et al. (Am. J. Clin. Path. 67: 550~554, 1977)
肉芽腫は口腔内から肛門にいたるどこからでも出るクローン病の特徴的所見である.S状結腸鏡とX線的な所見の有無にかかわらず,直腸生検では肉芽腫はほとんど発見されない.頻度は0~8%である.著者らのシリーズで,内視鏡的に異常のない直腸生検の連続切片で,成熟した肉芽腫よりも高頻度に微小肉芽腫が見つかった.
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