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海外文献紹介「バレット食道に起こった多発性の腺腫性腫瘍/汚染チョコレートミルクによるYersinia Enterocolitica症の流行」
小林 世美
1
,
高橋 信一
2,3
1愛知がんセンター第1内科
2関東逓信病院
3杏林大学
pp.1496
発行日 1978年11月25日
Published Date 1978/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107546
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Multiple Adenomatous Neoplasms Arising in Columnar Lined (Barrett's) Esophagus: G. B. Mc Donald, et al (Gastroenter. 72: 1317~1321, 1977)
円柱細胞(バレット)食道は,胃液の食道への逆流に対する修復反応としてしばしばみられる.その上皮は特殊な円柱細胞型から胃底腺型,接合部型まで種々ある.食道の原発性腺癌は,円柱上皮に関連して起こることから,バレット食道は前癌病変ではないかとの仮説が出されている.著者らはバレット食道の1例を経験し,そこに腺腫性過形成から上皮内癌にいたる腫瘍変化をみている.
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