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書評「The Esophagus」
川井 啓市
1
,
三崎 文夫
1
1京都府立医科大学公衆衛生学
pp.1558
発行日 1978年11月25日
Published Date 1978/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107556
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わが国では食道内視鏡は,以前は「食道鏡」として独立したものが用いられていたが,現在では上部消化管内視鏡の一部として,直視型あるいは斜視型ファイバースコープを用いての,胃または十二指腸内視鏡に付随するものと考えられている傾向がある.もちろんレントゲンで食道に異常を認める時には食道を重点的に観察はするが,その時でも食道用スコープを使うことはほとんどない.
一方,欧米では食道内視鏡を独立した分野とみなす傾向が強く,現にこの本の著者のうちG. Millerは消化器病専門医であるが,M. Savaryはローザンヌ大学の耳鼻科主任教授である.
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