Japanese
English
今月の主題 胃の良・悪性境界領域病変
座談会
胃の良・悪性境界領域病変
Symposium―Borderline Lesion of Gastric Mucosa
望月 孝規
1
,
中村 恭一
2
,
市川 平三郎
3
,
福地 創太郎
4
,
佐野 量造
5
,
吉井 隆博
6
,
長与 健夫
7
,
村上 忠重
8
,
芦沢 真六
9
T. Murakami
8
1東京都立駒込病院病理学科
2筑波大学医学専門学群病理学教室,癌研究所病理部
3国立がんセンター放射線診断部
4虎の門病院消化器科
5国立がんセンター第1組織病理部
6埼玉医科大学第1病理学教室
7愛知県がんセンター病理部
8東京医科歯科大学第1外科
9東京医科大学内科
pp.1494-1510
発行日 1975年11月25日
Published Date 1975/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112191
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村上(司会) 今日はお暑いところを皆さんお集りいただき,ありがとうございます.
長与先生が新幹線の故障で遅れられるということで,ちょっと残念です.というのは,境界領域という言葉が示すように,これを癌とするか,良性とするか,あるいはその間の中間的な存在とするかは,全くといってもいいほど病理学的な問題であり,そのために,今日は病理のご専門の方5人──早期胃癌研究会に御関係の病理学者の全部に当たるわけですが──にご出席いただいて,この問題を煮詰めていただこうと思ったわけです.ことに長与先生は,境界領域の診断を決める細胞学的な特徴だとか,あるいは構造異型の問題など,一番初めに整理した論文を発表されたように思っておりますので,ぜひ長与先生にきていただきたかったのですが,もし間に合わなければ誌上ででも参加していただくことにいたしましょう.
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