Japanese
English
今月の主題 腺境界と胃病変
座談会
腺境界と胃病変
Panel Discussion―Intermediate Zone and Gastric Lesions
渡辺 英伸
1
,
中村 紀夫
2
,
梶谷 幸夫
3
,
笹川 道三
4
,
鈴木 博孝
5
,
井田 和徳
6
,
竹本 忠良
7
,
望月 孝規
8
T. Takemoto
7
1新潟大学第1病理
2東京慈恵会医科大学第2外科
3国立京都病院内科
4国立がんセンター放射線診断部
5東京女子医科大学消化器外科
6岐阜歯科大学内科
7山口大学第1内科
8東京都立駒込病院病理科
pp.208-223
発行日 1980年2月25日
Published Date 1980/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106721
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竹本(司会) 今月号の主題は「腺境界と胃病変」です.この「テーマ」の討論は日本の研究者でなければ十分できないだろうと思います.
蛇足を最初からつけて恐縮ですけれども,胃には主として胃底腺域と幽門腺域という2つの粘膜があり,その境界がいろいろな名前で呼ばれています.竹本忠良氏たとえば,腺境界,移行帯,あるいは中間帯とかです.1870年,EbsteinによってIntermediärzoneとしてはじめて問題視されたことはご承知の通りです.昔は組織学的検査で知るしかなかったのですが,今口ではいろいろな方法で,臨床的にも腺境界を認識することができるようになってきました.
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