Japanese
English
今月の主題 胃癌の発育経過
主題症例
B.胃癌の発育経過(時間的要素を中心として)
1)長期間著しい変化を示さなかった症例
Case 24 11年間粘膜内癌のまま発育したと考えられる1症例
B. Macroscopic changes of gastric cancer (centering on chronologic factors)―1) Cases showing no striking changes for a long time (cases 24)
利根 幸三
1
,
古沢 毅
2
K. Tone
1
1利根内科
2古沢胃腸病院
pp.56-57
発行日 1978年1月25日
Published Date 1978/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107189
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患 者:三○フ○エ 71歳 女(観察期間11年1力月)
1964年5月,心窩部痛,吐血のため某院にて3カ月入院加療を受けている.
Fig. 1,2は1964年7月(術前11年1カ月)の内視鏡写真であるが,胃角後壁のⅡc型早期癌と診断されよう.さらにFig. 2の所見は,Ⅱc周辺,殊に胃角ほぼ中央,胃角後壁,さらに前庭部にかけて,Ⅱa集簇型の軽い隆起を伴っていることを示唆している.
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