Japanese
English
今月の主題 早期食道癌
座談会
食道癌の早期診断―診断法の組み合わせ方
Symposium―Detection of Esophageal Cancer in Early Stage
木暮 喬
1
,
安河内 浩
2
,
竹本 忠良
3
,
長与 健夫
4
,
高木 国夫
5
,
白壁 彦夫
6
H. Shirakabe
6
1東京大学医学部・放射線科
2埼玉・越谷市立病院放射線科
3東京女子医科大学・消化器内科
4愛知県がんセンター研究所第1病理部
5癌研究会癌研究所附属病院・外科
6順天堂大学医学部消化器内科
pp.318-332
発行日 1976年3月25日
Published Date 1976/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107120
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白壁(司会) 「食道癌の早期診断」を主題にして,関連する治療なども含ませていただきます.また,早期食道癌を扱うにしても,やはり踏み台になるのは進行癌です,これものも見逃しがないように早くみつける,それが早期食道癌もみつけることになる,というわけです.
去年の放射線線学会臨床シンポジウムに「食道癌の診断と治療」がありました.そのときに,杏林大学の鍋谷教授が討論の項目を,(1)みつけるにはどうすればよいか,(2)診断の現状はどうなっているか,治療はどうなっているか,(3)外科治療と放射線治療の関連性と比較はどうか,に分けられましたね.この考え方は非常に有効で,合理的なものです.今日もそういうような順序で話を進めていきたいと存じます.
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