Japanese
English
今月の主題 早期胃癌診断の反省(1)
序説
最近の早期胃癌診断学と私の心配
Recent Diagnostics of Early Gastric Cancer: My Uneasiness about it
白壁 彦夫
,
市川 平三郎
,
竹本 忠良
H. Shirakabe
,
H. Ichikawa
,
T. Takemoto
pp.9-12
発行日 1979年1月25日
Published Date 1979/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403107585
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求められる新たな努力
-最近の早期胃癌診断学を憂いて-
白壁彦夫
憂う,というからには,理由をあげ,よってきたるところをのべなくてはなるまい.
早期癌診断の考え方は,また,われわれをつよく支えてきたものは,病変を凹凸で考えるイズムであった.ボールマン分類にも,この考え方はうかがえる.徹底的に,さらに,微小なものや微細なものにまで,この考え方を追求してきた.分類に対するいろいろな構え方を排して,凹凸でいくと決断した所産が早期癌の肉眼分類であった.
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