--------------------
海外文献紹介「Barrett食道における腺癌:発癌の危険性の過大評価」
伊藤 克昭
1
1愛知県がんセンター内視鏡部
pp.938
発行日 1989年8月25日
Published Date 1989/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106543
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
Adenocarcinoma in Barrett's oesophagus: an overrated risk: Van Der Veen AH, et al (Gut 30: 14-18, 1989)
Barrett食道は食道の癌発生要因の1つとされているが,どのくらい癌発生の危険性があるのかは報告者によって異なり,癌発生が過大に考えられていることもしばしばある.内視鏡による逐年検査が有用か否かも議論されているが,その重要性を強調する意見が圧倒的に多い.そこで,著者らは166例のBarrett食道例を対象に,癌発生の頻度と内視鏡検査の有用性をretrospectiveに検討した.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.