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海外文献紹介「歯と良性食道狭窄」
伊藤 克昭
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1愛知県がんセンター第1内科
pp.449
発行日 1987年4月25日
Published Date 1987/4/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112743
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Teeth and benign oesophageal stricture: Maxton DG, Ainley CC, Grainger SL, et al (Gut 28: 61-63, 1987)
良性食道狭窄は逆流性食道炎の合併症と考えられているが,食道炎や裂孔ヘルニアを有しない患者,あるいは胸やけの症状がほとんどない患者にも食道狭窄が発生していることがある.したがって,食道狭窄の成因として他の重要な要因の存在が示唆される.著者らは,内視鏡的拡張術を必要とした食道狭窄例に歯のない患者が多いことに気づき,歯の状態と食道狭窄の存在との関連を調査した.
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