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海外文献紹介「Barrett食道の長径:dysplasia,腺癌への進展との関連性」
鈴木 隆史
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1愛知県がんセンター消化器内科
pp.912
発行日 1993年8月25日
Published Date 1993/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106236
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Length of Barrett's esophagus: an important factor in the development of dysplasia and adenocarcinoma: Iftikhar SY, et al (Gut 33: 1155-1158, 1992)
Barrett食道は,下部食道括約筋から口側へ3cm以上全周性にわたり,扁平上皮が円柱上皮に置換された病態で,逆流性食道炎患者の10~16%に認められる.腺癌の合併するリスクは高率と考えられ,諸家の報告によれば8~15%とされており,これは食道扁平上皮癌の発生率の350倍,胃腺癌の61倍に当たる.そこで著者らはBarrett食道における発癌の危険因子につき検討した.
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