Japanese
English
今月の主題 大腸腺腫と癌(2)
座談会
大腸腺腫と癌―症例を中心に
Conversazione―Relationship of Colorectal Adenoma and Colorectal Carcinoma
喜納 勇
1
,
中村 恭一
2
,
渡辺 英伸
3
,
武藤 徹一郎
4
,
加藤 洋
5
,
廣田 映五
6
,
小池 盛雄
7
,
岩下 明徳
8
,
八尾 恒良
9
,
丸山 雅一
10
Tsuneyoshi Yao
9
1浜松医科大学・第1病理
2筑波大学基礎医学系・病理
3新潟大学・第1病理
4東京大学・第1外科
5癌研究所・病理
6国立がんセンター研究所・病理
7東京都立駒込病院・病理
8松山赤十字病院・病理
9福岡大学筑紫病院・内科
10癌研究会付属病院・内科
pp.284-307
発行日 1989年3月25日
Published Date 1989/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403106415
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
八尾(司会) 今日は“大腸腺腫と癌”ということで,消化管病理に関しては錚々たる大権威の先生方に集まっていただきました.そして,臨床の2人が司会をするのですが,どういった座談会になるか,全く見通しがありません.
まず,この座談会が計画された事情を説明いたしますと臨床の立場として最近大変困っているのは,いろいろな言葉が一癌は癌でかまわないのですが,dysplasia,adenoma,あるいはatypia,いろんな言葉が使われていて,それが具体的に何を意味するのか,学者によって必ずしも一致していない.もう1つは消化器を専門にしておられる病理の先生の中でも同じ症例の診断が異なることがあるという現実です.
Copyright © 1989, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.