特集 早期大腸癌1994
主題
Ⅰ.見つけ出し診断法
3.X線検査
(1)前処置・造影剤・撮影手技
松川 正明
1
,
栗原 稔
1
,
竹本 達哉
1
,
平嶋 正直
1
,
菊地 和人
1
1昭和大学附属豊洲病院消化器科
キーワード:
注腸X線検査
,
前処置法
,
造影剤
,
撮影体位
,
二重造影像
Keyword:
注腸X線検査
,
前処置法
,
造影剤
,
撮影体位
,
二重造影像
pp.17-22
発行日 1994年2月26日
Published Date 1994/2/26
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105699
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要旨 大腸X線検査の前処置は今まで食餌制限と緩下剤から成っていたが,腸管内に残渣が多く認められるので,前処置の改善が求められていた.そこで,今回前処置を変えて,食餌制限として低脂肪・低残渣食と緩下剤としてビサコジル15mgと多量の等張性クエン酸マグネシウム溶液(体重1kg当たり25ml)を服用させ,更に腸管の蠕動を亢進させるシサプリドを追加することにより腸管内の残渣は著しく減少した.使用したバリウムの濃度は66%であった.撮影手技として下部大腸,左側結腸,右側結腸に分けて述べた.今までの撮影に横行結腸・下行結腸・上行結腸の前壁方向の撮影も追加し,撮影枚数は14枚となった.
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