Coffee Break
胃癌研究会創設時の経緯(1)
竹下 公矢
1,2
1胃癌研究会事務所
2東京医科歯科大学第1外科
pp.10-11
発行日 1994年1月25日
Published Date 1994/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403105642
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胃癌研究会がどのようにしてでき上がったのか,そしてその発足以来の歴史については,既に胃癌取扱い規約の第10版発行(1979年5月)ならびに第35回研究会開催を記念した,「手術」34巻11,12号に詳しく記述されているので,ここでは胃癌研究会の創設時や草創期の経緯を中心に,文献や記録をもとに述べてみ
たい.
胃癌研究会の正式な発足は,1962年4月12日の第1回の研究会開催(於:東大構内如水会館)にさかのぼる.これはbusiness meeting的な要素が強く,世話人は,外科から久留勝(会長),梶谷鐶,陣内傳之助,中山恒明,堺哲郎,愼哲夫,綾部正大,村上忠重,井口潔,卜部美代志,内科は田崎勇三,田坂定孝,山形敞一,病理からは滝沢延次郎,赤崎兼義,今井環,太田邦夫,長与健夫らの諸先生であった.
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