理学療法草創期の証言
岡山理学療法研究懇談会の創設から
森 剛士
1
1岡山大学医学部附属病院理学療法部
pp.267
発行日 1995年4月15日
Published Date 1995/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104267
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初めに
我が国の医療の中に理学療法の専門職が誕生したのは,1965年に「理学療法士及び作業療法士法」が公布・施行された後,1966年2月20日に第1回国家試験が実施され,183名の合格者に理学療法士として厚生大臣より免許が交付されたときである.
その後,1966年7月17日に110名の会員によって日本理学療法士協会が設立され,1972年1月16日には厚生省管轄の社団法人認可を受け,現在では1万2千名を超える組織となり,国内・国外からも認められる存在となった.このことは多くの諸先輩方の長年の努力によって達成されたことは言うまでもない.ここに理学療法草創期の証言として,岡山県の理学療法士誕生から現在に至るまでの経過を報告する.
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