理学療法草創期の証言
視覚障害者の理学療法士養成課程創設の経緯
鈴木 達司
pp.484
発行日 1994年7月15日
Published Date 1994/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1551104050
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視覚障害者である盲学校理療科卒業生の相当数(1961年,約80名)が毎年,病院,診療所に勤務し,マッサージを主体とする物理療法に従事し,病院理学療法を戦前(遡れば1891年)から支えてきたと言える.
医学的リハビリテーション要員の需要が高まってきた状況の中で,病院マッサージ師としての供給源であった盲学校には,これまで以上の求人があり,マッサージのほかに,運動療法を主体とする理学療法を担当させるケースがしだいに増加してきた.
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