Japanese
English
今月の主題 21世紀への消化管画像診断学―歩みと展望
座談会
新しい診断機器開発の隘路と展望
Conversazione―The Development of New Methods for the Diagnosis: Its Pitfall and Perspectives
寺田 昌章
1
,
小松 研一
2
,
星原 芳雄
3
,
八尾 建史
4
,
斉藤 裕輔
5
,
木田 光広
6
,
今井 裕
7
,
小倉 敏裕
8
,
吉田 茂昭
9
,
長南 明道
10
Shigeaki Yoshida
9
,
Akimichi Chonan
10
1オリンパス光学工業株式会社
2株式会社東芝医用システム社
3虎の門病院消化器科
4福岡大学筑紫病院消化器科
5旭川医科大学第3内科
6北里大学東病院消化器内科
7慶應義塾大学医学部放射線科
8癌研究会附属病院放射線科
9国立がんセンター東病院内科
10JR仙台病院消化器内視鏡センター
pp.1650-1674
発行日 2000年12月25日
Published Date 2000/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104935
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吉田(司会) 本日はお忙しい中,お集まりいただきましてありがとうございます.この座談会は「21世紀への消化管画像診断学歩みと展望」という号に掲載されることになりますが,診断学が成り立つためには,何と言っても診断機器というものがないと話にならないわけです.そこで“新世紀に向けて今後の診断機器開発の隘路と展望は何か”を語り合おうということになったのですが,そうは言っても故きを温ねて新しきを知るということもありますので,まずメーカー側の立場からご参加をいただいているお二人から“昔の診断機器の開発にあたって,隘路は何で,それをどうやって克服したか”という裏話を聞かせていただければありがたいと思います.
消化器の診断機器の中で純国産となると,何と言っても胃カメラが第1号ということになるのですが,その開発の大変さはわれわれの想像を絶するものもあったろうと思います.その苦労話が先般のNHKテレビの「プロジェクトX」という番組で紹介されておりましたが,あれを拝見するとどうも,胃カメラ開発の隘路は電球ということになっていたようですが,実際はどうだったのですか.その辺りを寺田さんからご紹介願えますか.
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