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編集後記
長南 明道
pp.1698
発行日 2004年11月25日
Published Date 2004/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403104267
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早期胃癌,早期大腸癌に代表されるわが国のX線・内視鏡による緻密な診断学は,切除標本の肉眼像を仲介として病理組織所見とX線・内視鏡所見を可能な限り1対1に対応させる手法の積み重ねにより確立されてきた.本号では,新しい診断法の現状と展望につき述べていただいた.
X線診断では,デジタルX線撮影装置(フラットパネル),Cアーム装置の開発に伴い,診断価値のある写真が容易に撮れるようになりつつある.内視鏡診断では,CCDの性能向上により,電子スコープは細径かつ高画素数化し,診断能が向上している.また,拡大機能はこれまでのpit pattern診断,微細血管模様の観察を超えて,Endo-MicroscopyやEndo-Cytoscopyの開発により生検することなしに,組織診断がなされつつある.さらにこれまで暗黒大陸とされてきた小腸内視鏡の分野では,ダブルバルーン式小腸内視鏡・カプセル内視鏡の登場で小腸全体を視られる時代となってき.
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