--------------------
書評「「異常値の出るメカニズム」第4版」
渡辺 清明
1
1慶応義塾大学医学部中央臨床検査部
pp.1416
発行日 2001年10月25日
Published Date 2001/10/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403103345
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
本書は第1版が1984年に出版され,以来25年間にわたり臨床検査の基礎読本として多くの医師や技師に愛用されてきた.
今回第4版が出版され,内容も感染症をはじめ最新の事象が加わり,前回の第3版より約60頁ほど増頁され,ますますブラッシュアップされた.具体的にはベンス・ジョーンズ蛋白,リンパ球表面マーカー,トロンビン時間,血清マグネシウム,ナトリウム利尿ペプチド,免疫グロブリン,補体,甲状腺自己抗体,感染症関連検査,エンドトキシン,HTLV-Iなどが新たに加えられた主な項目である.これらの最新の項目の追加により旧第3版に比し,かなり刷新されたものになっている.
Copyright © 2001, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.