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書評 異常値の出るメカニズム 第7版
佐藤 尚武
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1順天堂東京江東高齢者医療センター臨床検査科
pp.1607
発行日 2018年12月15日
Published Date 2018/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542201829
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新たな魅力が加わり一層利用しやすくなった改訂版
『異常値の出るメカニズム 第7版』が刊行された.本書は1985年に初版が出版されて以来,30年以上にわたって版を重ねている臨床検査医学領域の名著である.一度は目にしたことのある医療関係者も多いのではないだろうか.
私は初版以来全ての版に目を通しているが,今回はこれまでで最も大きな変更があった.まず,初版からの編著者であった河合忠先生(自治医大名誉教授)が監修に回り,山田俊幸先生(自治医大教授)と本田孝行先生(信州大教授)による編集になった点である.また,本書の英文名がLaboratory MedicineからKawai's Laboratory Medicineに変更された.本田先生は今回から編者に加わっているが,実は第6版の書評を書いておられ,私はそれを読んだ覚えがある.そこには,信州大でReversed Clinicopathological Conference(RCPC)を実施するにあたり,『異常値の出るメカニズム』を10回以上精読したと書かれていた.本田先生自身が本書の愛読者だったわけである.
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