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編集後記
八尾 隆史
pp.1130
発行日 2008年6月25日
Published Date 2008/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101416
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最近,消化管のfollicular lymphomaが増加しているが,一定の標準的治療法が確立しておらず,その長期経過についても不明な点が多い.また,治療法選択のためには正しい診断が不可欠である.そこで,消化管follicular lymphomaの病態と診断・治療の現状を明らかにするために本号が企画された.
病理学的側面からは,follicular lymphomaには多様性があることや生検診断の注意点(特に濾胞構造をとらない成分の評価),診断と悪性度評価に染色体転座やBCL-2遺伝子再構成,種々の染色体異常が有用であることなどが示された.
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