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書評「新臨床外科学」第4版
兼松 隆之
1
1長崎大学・消化器外科
pp.146
発行日 2007年2月25日
Published Date 2007/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101030
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外科教科書のスタンダードとして,定評のある「新臨床外科学」が,このたび第4版として上梓された.この衣替えでさらに魅力的な特徴を打ち出している.
「新臨床外科学」の初版は医学部の5・6年生や研修医などを対象とした教科書としてスタートした.そのため医師国家試験対策や臨床研修の中でも,外科に必要な基本的な知識を得るのに十分な配慮のもとに編纂されてきたが,第4版でもその方針に揺るぎはない.そのうえでページ数を増加させ,“外科専門医”を目指す者のスタンダードテキストとしても使えるように,内容が高度化されたのが大きな特徴である.
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