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編集後記
井上 晴洋
pp.244
発行日 2007年2月25日
Published Date 2007/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403101031
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かつて,dysplasia(異形成)と癌の鑑別診断は内視鏡的には困難な部分があり,ヨード不染部を見つけては生検病理診断にゆだねてきた.SCCの診断をいただけばEMR/ESDを施行し,mild dysplasiaやmoderate dysplasiaの病理診断をいただけば経過観察としてきた.臨床的にはこれで一件落着していた.
しかし近年,拡大内視鏡や超・拡大内視鏡の登場により,内視鏡的異型度診断がある程度可能ではないかとの議論が起こり,扁平上皮の境界病変における異型度診断の話題が再燃した.
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