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書評「新臨床内科学」
勝木 司馬之助
1,2
1宮崎医科大学
2九州大学
pp.813
発行日 1975年6月25日
Published Date 1975/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1403112386
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「新臨床内科学」がこのほど出版され,一読する機会を得た.これはその序文に発刊の意図が述べてある通り,従来の内科学書の型を全く破ったものであって,今日の内科学の最新の知識をきわめて要領よくとりまとめたものである.そしてそこにこめられた「年と共に進展して行く内科臨床の知識を簡単明瞭に記載して実地診療に役立てたい」という編集者諸氏の願いがよく達成されていると思われる.
本書の執筆には内科以外の専門家も含んだ133名の方がたが当っておられ,それぞれお得意の領域を分担されていて,要領よく筆を運んでいる.しかも全体の流れがうまく調節されている中で,万遍ないくらい内科学の最近の知識が盛り込まれているようである.
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