増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
内分泌学的検査
負荷試験
CRHテスト(コルチコトロピン放出ホルモンテスト)
芝崎 保
1
,
鈴木 眞理
1
,
出村 博
1
1東京女子医科大学内分泌疾患総合医療センター内科
pp.440-441
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909892
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検査の目的・意義
CRH(corticotropin-releasing hormone)は下垂体のACTH(副腎皮質刺激ホルモン)分泌細胞に作用し,ACTHの分泌・合成を刺激する視床下部ホルモンである.したがって,本テストを行い血漿ACTHとコルチゾールの反応を測定することは,副腎機能不全あるいは副腎機能亢進症の臨床症状を示す患者の障害部位の特定や,下垂体ACTH分泌細胞の機能の評価に役立つ.
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