増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
内分泌学的検査
負荷試験
GH-RHテスト
板東 浩
1
,
斎藤 史郎
1
1徳島大学医学部第1内科
pp.438-439
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909891
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検査の目的・意義
GH-RH(growth hormone-releasing hormone,成長ホルモン放出ホルモン)テストは,下垂体の成長ホルモン(growth hormone:GH)分泌機能検査法の一つである.視床下部ホルモンであるGH-RHは,正常人では下垂体前葉のGH分泌細胞(somatotroph)を刺激して,GHを分泌させる.したがって,GH-RH注射薬を静注して血漿GH濃度の変化を測定すれば,下垂体のGH分泌機能を判定することが可能である.対象となる疾患は,正常低身長者,ヒトGH分泌不全性低身長症(下垂体性小人症),下垂体機能低下症,Tumer症候群,その他の視床下部・下垂体疾患などである.
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