増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
内分泌学的検査
副腎
アルドステロン
猿田 享男
1
1慶應義塾大学医学部内科
pp.400-401
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909874
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検査の目的・意義
原発性アルドステロン症などの高血圧性諸疾患,Bartter症候群,Liddle症候群,17α-水酸化酵素欠損症や11β-水酸化酵素欠損症といった副腎皮質酵素欠損症,および選択的低アルドステロン症などにみられるような血清Kの異常症,さらに浮腫疾患などの鑑別診断に際して欠かすことができない検査である.
アルドステロン測定の検体としては,血液と尿の両者が用いられるが,検体処理が簡単であり,少量の検体で正しい測定が可能な血漿あるいは血清を用いてアルドステロン測定が行われることが多い.
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