増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第9集
内分泌学的検査
副腎・腎
アルドステロン
保嶋 実
1
1弘前脳卒中・リハビリテーションセンター
pp.369-371
発行日 2015年4月1日
Published Date 2015/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402223313
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アルドステロンは副腎皮質球状層で産生,分泌される強力な鉱質コルチコイドである.アルドステロンの主要な分泌調節因子はレニン・アンジオテンシン(renin angiotensin:RA)系であり,ほかに副腎皮質刺激ホルモン(adrenocorticotropic hormone:ACTH)やK濃度なども関与している.アルドステロンの主な標的器官は腎の遠位尿細管で,Na+とOH-の再吸収とK+とH+の排泄に働き,体液や血圧の恒常性維持に重要な役割を果たしている.
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