増刊号 図解 診療基本手技 第2集
診療手技
輸血・輸液法
経腸栄養法
柏崎 修
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院・外科
pp.288-290
発行日 1992年10月30日
Published Date 1992/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909705
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●経腸栄養法(図1)
経腸栄養法は図1のごとく大きく2つに分けられるが,通常経腸栄養というと経管栄養を意味することが多い.経腸栄養に用いられる栄養剤は,天然の食品を主体とした天然流動食と,カゼイン,ブドウ糖,蔗糖などある程度消化された状態の栄養素を使った人工流動食とがある.1 ml当たり1 kcal以上のものを特に濃厚流動食と呼んでいる.人工濃厚流動食は残渣が少なく半消化態栄養剤であり,蛋白水解物の代わりにアミノ酸を用いたのが成分栄養(エレメンタル・ダイエット)と呼ばれ,消化態栄養剤である.
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