今月の主題 最新の肺癌診療
的確な診断
新技術を応用した肺癌の早期発見
金子 昌弘
1
,
江口 研二
2
,
小野 良祐
3
,
森山 紀之
3
,
山田 達哉
3
,
池田 茂人
1
,
大山 永昭
4
1国立がんセンター・内視鏡部
2国立がんセンター・内科
3国立がんセンター・放射線科
4東京工業大学工学部・像情報
pp.434-438
発行日 1991年3月10日
Published Date 1991/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909610
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癌の特徴として,末梢発生のタイプが多いが,これを早期に発見するためにはX線に頼らざるをえない.現在,直径2cm以下で転移のないものが早期癌とされているが,2cm以下であっても転移のあるものが多く,さらに小さなものを発見する必要に迫られている.しかし,間接フィルムでの診断には限界があり,新たな技術の応用が検討されている.最近,開発された各種の撮影技術やその組み合わせによる,末梢発生の肺癌の早期発見方法について解説する.
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