グラフ 肺癌を疑うX線像
肺癌早期発見の現状と問題点/肺癌のX線像
斎藤 雄二
1
,
山田 隆一
1
,
雨宮 隆太
1
,
於保 健吉
1
Yuji Saitoh
1
,
Ryuichi Yamada
1
,
Ryuta Amemiya
1
,
Kenkichi Oho
1
1東京医科大学・外科
pp.105-109
発行日 1983年1月10日
Published Date 1983/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218120
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現状では肺癌と診断された70%は進行癌である.このため予後の改善には長期生存が期待できる早期の肺癌を発見することが最も重要な課題といえる.この早期発見の手段として胸部集団検診が広く実施され,その実績から高く評価されている一方,なお効率のよい集検法について幾多の問題が論じられている.
筆者らは1953年から今日まで28年間,胸部X線写真による都庁職員の集団検診を行ってきたが,この成績をもとに早期発見に対する集検の課題について簡単に述べる.
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