今月の主題 内科evidenceは果たしてあるのか
evidenceに基づいた内科の問題解決
血液・腫瘍
慢性骨髄性白血病(CML)慢性期の治療—IFNα療法と造血幹細胞移植のタイミング
渡邉 茂樹
1
,
安藤 潔
1
,
堀田 知光
1
1東海大学医学部血液・リウマチ内科
pp.2142-2147
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909439
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ポイント
●CMLで確実に治癒をもたらすのは造血幹細胞移植療法だけであるが,一方では移植関連合併症により予後を悪くしている症例もある.
●CML慢性期の薬物療法は,ハイドロキシウレアやIFNの導入によって,これまでのアルキル化剤を中心とした治療から大きく変化をとげてきた.
●これら治療法を症例ごとに異なるファクターを考慮し,個別化した最適な組み合わせを決めるうえでdecision analysisの手法は有用である.
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