今月の主題 循環器疾患の低侵襲治療
弁膜症
心タンポナーデに対するドレナージと癒着術
樫田 光夫
1
1国立国際医療センター循環器科
pp.1376-1378
発行日 1998年8月10日
Published Date 1998/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909354
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ポイント
●心タンポナーデ症状は,心膜液の貯留量でなく,貯留速度に関係し出現する.
●心タンポナーデの原因疾患として最も多いのは悪性腫瘍である.
●心膜穿刺施行時には,右室を穿刺しないよう心エコー図で穿刺方向を頭に入れてから行う.
●心タンポナーデ症状のない癌性心膜炎例に,心膜穿刺術は施行すべきでない.
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