今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise
Lesion specific interventional therapy—どのような病変がふさわしいか
ステント
角田 太郎
1
,
山口 徹
1
1東邦大学大橋病院第3内科
pp.710-714
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909324
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ポイント
●確実なbail out効果と遠隔期再狭窄予防効果がある.
●POBAより大きな初期拡張が得られ,elastic recoilが小さいのが特徴である.
●POBAの不十分な拡張,急性冠閉塞の打開のみならず,冠動脈形成術の適応を拡大しつつある.
●術後の亜急性血栓性閉塞は抗血小板療法で1%前後に減少し,POBA同様の入退院が可能となった.
●しかし,ステント再狭窄が15〜20%あり,新たな問題点である.
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