今月の主題 狭心症—日常臨床へのExpertise
冠動脈病変に対するインターベンション治療
インターベンションの適応—どのような症例が内科的に観察可能か
坂本 貴昭
1
,
神原 啓文
1
1大阪赤十字病院心臓血管センター
pp.692-695
発行日 1998年4月10日
Published Date 1998/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909319
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ポイント
●狭心症の治療は一般療法,薬物療法が基本である.
●今後,ACE阻害薬やHMG-CoA還元酵素阻害薬にも注目すべきである.
●負荷心電図,心筋シンチグラフィー,心エコーなどの結果から危険な狭心症を把握する努力をする(治療の目的は,安定化および急性冠症候群の回避).
●冠動脈造影は治療上必須であるが,それのみでは評価できない病変も存在する.
●Coronary interventionの適応は,病変形態も重要なポイントである.
●血管内エコー,血管内視鏡や圧力センサー付ガイドワイヤーも有用である.
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