今月の主題 急性冠症候群へのアプローチ
急性冠症候群の治療
【急性冠症候群の外科的治療】
どのような症例が手術適応か?
吉田 成彦
1
1新葛飾病院心臓血管外科
pp.2152-2154
発行日 2005年12月10日
Published Date 2005/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402100396
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ポイント
ステントなどのデバイスの品質向上により,PCIは急性冠症候群に対する治療の第一選択となったが,最大限の内科的治療によっても,心筋虚血が改善しない症例では緊急手術の適応となる.
外科冠動脈再建術には,大きく人工心肺を使用するCABGと使用しないOPCABに分類できるが,選択は術前状態や外科医の熟練度により異なる.しかし今後OPCABの適応は増加すると考えられる.
急性冠症候群に対する治療は,内科医・外科医の熟練度や成績に施設間較差が大きい.内科・外科の密接なチームワークで迅速な対応,治療戦略をたて,実行することが重要である.
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