今月の主題 一般医も診なければならないB型・C型肝炎
その他,B型・C型肝炎で一般医も知っておくべき知識
日常診療でみられるC型肝炎の自己免疫現象
柴田 実
1
1NTT東日本関東病院消化器内科
pp.1754-1756
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908915
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ポイント
C型肝炎ウイルスは種々の自己抗体の産生および自己免疫疾患の発症に関与する.
自己抗体としては抗核抗体,リウマトイド因子,抗平滑筋抗体が高頻度に検出される.
自己免疫疾患では,自己免疫性甲状腺炎,唾液腺炎,特発性血小板減少性紫斑病などを合併しやすい.
さらに,インターフェロン治療は潜在する自己免疫疾患を顕性化する可能性がある.
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