今月の主題 一般医も診なければならないB型・C型肝炎
その他,B型・C型肝炎で一般医も知っておくべき知識
B型・C型肝炎ウイルス重感染の臨床的意義
三好 秀征
1
,
小池 和彦
2
1東京大学医学部消化器内科
2東京大学医学部感染症内科
pp.1750-1752
発行日 2002年10月10日
Published Date 2002/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908914
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ポイント
HBVとHCVの重感染は,ウイルス干渉作用によりどちらか片方が優位に顕在するが,肝障害は単独感染よりも重症化しやすいとの報告がある.
治療は単独感染に準じて行うが,インターフェロン療法の効果は低くなるといわれている.
重感染が肝発癌のリスクを高めるかどうかについては,一定した見解が得られていない.
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