特集 消化器薬―新時代の治療指針
肝胆膵疾患
C型肝炎
朝比奈 靖浩
1,2
,
中川 美奈
1,3
,
渡辺 守
1
1東京医科歯科大学消化器内科
2東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科肝臓病態制御学
3東京医科歯科大学医歯学融合教育支援センター
pp.70-74
発行日 2014年1月10日
Published Date 2014/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402107275
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ポイント
◎ALT 30IU/L以上,あるいは血小板15万/μL未満は,原則として全例抗ウイルス療法の治療対象である.
◎肝発がんリスクならびに治療効果,副作用および新薬の開発状況を考慮に入れて抗ウイルス療法の適応を決める.
◎シメプレビルを用いた3剤併用療法は,第一世代プロテアーゼ阻害薬に比し副作用が少なく良好な治療成績が期待できる.
◎第二世代プロテアーゼ阻害薬とNS5A阻害薬の経口2剤投与により,前治療無効例やインターフェロン不適応例に対して良好な治療効果が期待される.
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