今月の主題 新しい概念に基づいた慢性心不全診療
治療の最前線
心不全に伴う不整脈の対処
鈴木 雄介
1
,
三田村 秀雄
2
1慶應大学医学部呼吸循環器内科
2慶應大学医学部心臓病先進治療学講座
pp.1678-1680
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908329
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ポイント
心不全に併発するAF,心室性不整脈の頻度は高い.
抗不整脈薬であるNaチャネル遮断薬は,突然死を減らさず,逆に催不整脈作用により死亡率を高めることがある.
アミオダロンは心室性不整脈の減少と心機能の改善を示し,特に非虚血性心筋症では死亡率を低下させる傾向を示す.
ICDがアミオダロンなどの抗不整脈薬より優れた予後改善効果をもつことが大規模臨床試験により示されている.
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