Japanese
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連載講座 個体の生と死・4
生殖生物学:体外受精・胚移植
Reproductive biology: in vitro fertilization and embryo transfer
関 守利
1
Moritoshi Seki
1
1群馬大学医学部周産母子センター
pp.307-312
発行日 1997年8月15日
Published Date 1997/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425901209
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1978年,SteptoeとEdwardsが行った体外受精・胚移植(in vitro fertilization and embryo transfer;IVF-ET)による世界最初の女児Louise Brownの誕生1)以来,本法は今や全世界に広く受け入れられ,日本でもこの方法により平成6年度は年間4,000人に近い出産数となった。近年の生殖医療の進歩はめざましく,多くの基礎的な研究の成果が臨床に応用され,ヒト胚の初期発生に関する多くのことが明らかになってきた。しかし,この生殖医学上の技術革新はこれまでになかった新たな問題をも生み出している。本稿ではIVF-ETの実際と,体外受精から始まった一連の生殖医療とその問題点について概説する。
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