今月の主題 動きながら考える内科エマージェンシー
症状からのアプローチ
中高年のめまい
大石 延正
1
1共立湊病院
pp.788-792
発行日 2001年5月10日
Published Date 2001/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908125
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ポイント
めまい診察の順番バイタルサインの確認,一般身体診察,神経学的診察,神経耳科学的診察の順番で行う1).
急性期めまいの診察は,生命に危険のあるめまいかどうかを鑑別することにある.
問診は身体診察と同じくらい重要,可能な限り詳しく聞き出す.
まず最初に回転性めまい(vertigo),動揺性めまい(dizziness),失神(前)様めまい(presyncope)のどのタイプに属するかを区別することが正しい診断への第一歩である1).
めまい疾患に対する知識をつけよう.知識なく診察しても効率が悪い.
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