今月の主題 ブレインアタック Brain attack
脳卒中急性期の治療戦略
脳出血の急性期治療と外科治療の適応
本藤 秀樹
1
1徳島県立中央病院脳神経外科
pp.1139-1141
発行日 2000年7月10日
Published Date 2000/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907546
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●脳出血の診断はCTで容易であるが,非定型例ではDSAやMRIで脳動脈瘤,脳腫瘍などを鑑別する必要がある.発作早期に血腫増大をみることがあり,血圧管理は重要である.
●手術適応については,被殻出血が30ml以上,小脳出血が15ml以上,皮質下出血は40ml以上の症例に適応がある.視床出血,橋出血には開頭術の適応はなく,血腫吸引術が試みられているが,その評価はまだ定まっていない.
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