今月の主題 アレルギー診療の実際
喘息
小児喘息の治療ガイドライン—吸入ステロイド療法の問題点とアレルゲン除去の重要性
末廣 豊
1
,
亀崎 佐織
1
,
福井 徹哉
1
1大阪府済生会中津病院 免疫・アレルギーセンター,小児科
pp.217-219
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907342
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●小児の気管支喘息では,成人の喘息と違ってステロイド吸入療法は必ずしも治療の第一選択ではない.
●アレルゲン対策・環境調整が薬物療法に先駆けて重要視されるべきものである.
●小児喘息の予防・管理ガイドラインでは,中等症持続型でDSCG+サルブタモールの次に吸入ステロイドを位置づけている.
●しかしながら,ステロイド吸入の導入が遅れることによるデメリットも十分に考慮して,開始のタイミングを失わないように注意が必要である.
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