今月の主題 アレルギー診療の実際
アレルギー疾患の薬物療法
吸入および経口気管支拡張剤(β2刺激薬とテオフィリン)の使い方
小川 忠平
1
,
佐野 靖之
1
1同愛記念病院アレルギー呼吸器科
pp.198-200
発行日 2000年2月10日
Published Date 2000/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402907336
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●吸入β2刺激薬(MDI)は気管支拡張作用に優れるが抗炎症作用に乏しいので,頻用させないように吸入ステロイド薬などできちんと治療する.
●テオフィリン薬は有効血中濃度(5〜20μg/ml)を維持するとともにmorning dipに効果的なように用いる.
●テオフィリン血中濃度に影響を及ぼす因子に気をつける.
●中等症〜重症はもとよりであるが,軽症であっても抗炎症作用に優れた吸入ステロイド薬などの併用を念頭に置いておく.
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